第9回 日本ミニ・パブリックス研究フォーラムのご案内
坂野達郎(東京工業大学)
篠藤明徳(別府大学)
田村哲樹(名古屋大学)
選挙制民主主義の行き詰まりがさまざまに指摘される中、O E C Dが出した報告書がフォーラムのチームにより今年、邦訳され出版されました(「世界に学ぶミニ・パブリックス」学芸出版社)。また、日本でも気候市民会議など新しい民主主義の潮流が押し寄せています。
さて、3年ぶりに対面(ハイブリッド形式)で開催される第9回フォーラムの第一部では、代表委員を務める田村哲樹より「ミニ・パブリックスと資本主義」というテーマで、拡大し高速化する資本主義をミニ・パブリックスがどのように統御できるか、という刺激的試論がなされます。また、若手研究者として、斉藤雄次さんの「主権者教育とミニ・パブリックス」、相馬ゆめさんの「社会心理学?」が報告されます。
第二部では、世界・日本での動向が報告されます。各国との連携が進む中、韓国、台湾の視察・交流が行われました。また、今年は、プラーヌンクスツェレを考案したペーター・ディーネル教授の生誕100年にあたり、その記念シンポジウムがベルリンで開催されました。最後に、世界的ネットワークであるデモクラシーR&Dと日本で進展する気候市民会議の進展について報告を行います。
多くの方々の参加を期待しています。なお、総会(対面かオンラインか)・交流会の参加を11月30日までにご連絡ください。
記
1、開催日時:2023年12月16日(土)13:30〜17:30
2、会場:一橋大学(東京都国立市)東キャンパス 東1号館3階 1302番教室
3、日程と内容:
13:00 受付開始
13:30 開催の挨拶 坂野達郎
13:35〜参加者の自己紹介
14:00〜16:00 第一部(120分)
講演「ミニ・パブリックスと資本主義」田村哲樹 (40分)
質疑応答・討論(30分)
最近の研究・実践の動向から(50分)
斉藤雄次「主権者教育とミニ・パブリックス」
相馬ゆめ「討議の質指標の改善とその実践」
16:00〜16:20 休憩
16:20〜17:25 第二部 世界・日本の動向(65分)
韓国、台湾の動向(長野基)
ディーネル生誕100年シンポ(篠藤明徳)
デモクラシーR&D(竹内彩乃・坂野達郎)
気候市民会議の動向(三上直之)
質疑・討論
17:25〜17:30 閉会の挨拶 田村哲樹
17:30〜19:30 交流・懇親会(東キャンパス マーキュリータワー5階 3508室)
参加費 3000円程度
総会(対面かオンラインか)・交流会の参加を11月30日までにご連絡ください。 連絡先:日本ミニ・パブリックス研究フォーラム事務局
中央学院大学 坂井研究室
r-sakai [@] mc.cgu.ac.jp
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