第7回 日本ミニ・パブリックス研究フォーラムのご案内
坂野達郎(東京工業大学)
篠藤明徳(別府大学)
田村哲樹(名古屋大学)
昨年はOECDより、「Innovative Citizen Participation and New Democratic institutions(革新的市民参加と新しい民主主義制度)」が出版され、世界で展開されているミニ・パブリックスについて報告されました。この新しい民主主義の潮流は、コロナ禍でもますます盛んになっています。ミニ・パブリックスの世界ネットワークであるデモクラシーR&Dのメンバーも5大陸全てに拡大し、加盟団体・者も100を超えるまでに成長しました。
さて、今回のフォーラムでは、まず、現在、著書『くじ引き民主主義――政治にイノヴェーションを起こす』(光文社新書)を準備されている吉田徹先生に、代表制民主主義が抱える構造的な課題とくじ引き民主主義の意義について、お話しいただきます。
次に、日本の自治体で展開されている無作為抽出型市民参加を念頭に置きながら、共同代表の2人から問題提起を受け、「熟議の保証」について考えます。最後に、国際的動向として、隣国・韓国で進展するミニ・パブリックスの実践や制度化への動きについて河東賢先生から報告を受けます。
今年のフォーラムもオンラインで実施しますので、ご参加希望の方は、必ずご連絡ください。参加方法等をお知らせします。また、フォーラム後、オンライン懇親会(1時間程度)も予定しています。
1、日時:2021年12月11日(土)13:30〜16:40
2、内容:
13:30〜開会の挨拶
13:35〜参加者の自己紹介
13:45〜14:30 「くじ引き民主主義の可能性を考える――選挙代表制との対比か ら」吉田徹(同志社大学)(25分)
質疑応答(20分)1人1問、簡潔に(できるだけ多くの人に発言を)
14:30〜15:20 「日本のミニ・パブリックスにおける熟議の保証」
問題提起 田村哲樹(名古屋大学)、坂野達郎(東京工業大学)(15分ずつ)
質疑応答、全体討論(20分)
15:20〜15:30 休憩
15:30〜16:10 「韓国における葛藤管理(Conflict management)と熟議民主主義の制度化」河東賢(全北大学)
報告(20分)、質疑応答(20分)
16:10〜16:35 世界、日本における今年の活動等の報告
16:35〜16:40 閉会の挨拶
17:00〜18:00 オンライン懇親会
3、連絡先:
連絡先:東京工業大学坂野研究室内 日本ミニ・パブリックス研究フォーラム事務局
e-mail: sakano.t.aa@m.titech.ac.jp
参加申し込み期限:12月6日(月)
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