日時:2019年12月7日(土) 11:00〜17:30 場所:東京工業大学 大岡山キャンパス
西9号館2Fコラボレーションルーム
参加費:無料
イギリスにおけるブレグジットをめぐる混乱は、3年前の国民投票の弱点に止まらず、政党・議会政治の混迷をも示しているようです。しかし、日本では注目されていませんが、ミニ・パブリックの制度化など、新しい民主主義の潮流が起こっています。今回の研究フォーラムでは、日本における研究成果の報告とともに、こうした潮流を学び、参加者の皆さんと議論したいと考えています。まず第1部として、日本の研究成果に関し3つの報告があります。DPに関する社会心理学的調査(前田さん)、市民パネルによる自治体事業の審査への分析(長野さん)、市民陪審の試行(三上さん)についてです。続いて、本研究フォーラムも創設メンバーとして加わった世界的ネットワークであるデモクラシーR&Dの活動や各国で進むミニ・パブリックスの制度化の概況を学び、議論します。そして最後に、世界と連携しながら日本のフォーラムができることなどを忌憚なく話し合いたいと考えています。
[坂野達郎(東京工業大学) 篠藤明徳(別府大学) 田村哲樹(名古屋大学)]
内容: 10:30 受付開始 11:00 開会の挨拶 11:05〜11:30 参加者自己紹介
第1部 日本の動向(11:30〜13:30) 前田洋枝(南山大学):「エネルギー・環境の選択肢に関する討論型世論調査」に対する社会心理学的研究
長野基(首都大学東京):無作為抽出型「市民パネル」による自治体事業審査活 動の研究
三上直之(北海道大学):「脱炭素社会への転換と生活の質」をテーマとした市民陪審の試行 *各報告20分、質疑応答20分
13:30〜14:00 休憩 (時間が短いため昼食持参をおすすめします)
第2部 世界の動向(14:00〜16:00) 事例・現状報告(東ベルギー州市民協議会、コロラド州Citizen Initiative Review、韓国・モンゴルの動向など)
その後、自由討論
16:00〜16:15 休憩
第3部 デモクラシーR&Dと日本の活動(16:15〜17:30) デモクラシーR&Dの運営と新しい動向の報告
その後自由討論
18:00〜20:00 交流会(各自実費・約3000円負担)
連絡先:東京工業大学坂野研究室内 日本ミニ・パブリックス研究フォーラム事務局
e-mail:sakano.t.aa@m.titech.ac.jp